練習は苦行かご褒美か

子ども達に宿題は?勉強は?が日常となっている中でふと思う。

 

音楽は楽しさを分かち合うもの。

その練習は苦行に満ちていて良いのだろうか。

 

無から有を生み出す苦しさよ。

楽譜の要求に応えることの出来ない苦さよ。

心地よい音までにどれだけの階段を登らなければならないのだろう。

 

他人から急かされても、自ら進んでも辛さは変わらない。大人になってから学習能力は劣えると思い込んだりしたくなる。

 

それでも、師やプロ演奏家の音を聴き理想の音楽に近づける練習は無駄にならない。目的を持って取り組めば微々たる量でも前進する。

 

根性論ではなく頭の中を総動員して音を楽しむ。上手に弾こうと見栄を張る事じゃない。

 

楽しい事への学習能力は凄まじい。

楽器を弾く時間と場所が確保出来る事は、ご褒美だと思うんだ。