エンドピンストッパーの理想形

世の中に色々な物が溢れていますが、私の考えるエンドピンストッパーの理想形を具現化してみました。 構想展開品の高さ140mm。全て鉄で出来ており蔓で固定された上部にはエンドピンを刺す穴を、中空状態で下部には振動体。 何がしたいのかと言えば、鉄製…

楽器を知る事

正しく知ること。 その「正しく」とはは書籍や知識の標準的な事柄かも知れない。そしてもう一つ。自身の演奏する楽器も標準に対してどれだけ異なるか正しく知る必要がある。 平均値と標準と個性。 手に入れた以上は他の楽器と比べない。 音色をどこまで引き…

梅雨になる前に

湿気と暑さが本格化する前に弦を交換しました。 A弦はカプラン(mid)からラーセンオリジナル(mid) D弦とG弦はヘリコア(mid)からラーセンオリジナル(mid) C弦はラーセンオリジナルのまま新しい弦に。 ふわっと甘いDとG弦の音質は引き締まり、キ…

更新不良。

コロナ禍の自粛空気に「それ今必要?」と後ろめたさが優位になり更新すらしなくなり反省。 少しずつチェロ教本は進んでいます。 サポージニコフ教本は重音にアルペジオ、鈴木教本は二人の擲弾兵にガボットと初心者マーク卒業まであと少しです。

師事回顧(2020.8.29)

演奏会の感想と反省点をおさらいし、新たなスタートをしましょう。との言葉で始まる。 ウォーミングアップはコスマンから。 6ページ目のエチュードをA弦からG弦まで。休みなしの半音進行が左手の親指と人差し指に重く負担をかけて、終わると左手の指がカ…

師事回顧(2020.7.26)

発表会に向けての師事。 ウォーミングアップは開放弦の移弦、スケールとコスマン教本の6ページ目をA弦とD弦まで。前回と異なる事として移弦は駒寄りでじっくりと鳴らす。スケールでは一度の弓で何音詰められるかをもう一度、もう一度と何回も繰り返す。 …

師事回顧(2020.7.18)

駒の作り直しが終えての師事。 8月の発表会は例年通りの会場で開催しますとの事。ただし例年通りではなく、換気時間や体温と連絡先の管理などコロナウイルス対策の現状を踏まえてとなりそうです。 ウォーミングアップはスケールとコスマン教本の6ページ目…

師事回顧(2020.6.3)

弓の毛替えと弦の張り替えをしてひと月ぶりの師事。 弦の組み合わせとして良い感じとの事。 ウォーミングアップとして、スケールとコスマン教本の6ページ目をA弦のみなのに、まるでマラソン直後の身体のように左手に疲れが溜まる。 じゃあ。と、少し前の曲…

弦楽器はゴルフに似たり

簡単に理想を現実化できる趣味は飽きる。 飽きるを飛び越えてしまう超絶プレイヤーも存在しているのが世界なんだけれども。 こうしたい。為に練習する。 もっとこうしたい。為に道具を更新する。 実力の確認。為に本番をセッティングする。 結果を反省し再び…

師事予定の数日前に。

2020.6.18 煩悩の暴走で夫婦喧嘩。その後自身でチェロ の駒を折る。 頑張る必要からの解放感やら、煩悩を制せなかった情け無さやら、何をやっているんだとのやるせなさが入り混じりながら。 で、他の修理費を冷静に試算しつつ駒を折ってしまった以上練習する…

緊急事態宣言の間の事

必要がない外出は控える事。と政府からの方針を受けての日々。 課題曲(狩人の合唱)の弾きにくさは技術不足と弦の反応の鈍さが合わさりメンテナンスへ出す事に。弓の毛替え、弦の張り替え替え、テールガットの長さ調整、駒調整と明細書にはある。 抵抗力を…

師事回顧(再開後十と六回目)

2020.4.11 師事は不要不急行為だと言う人が居るのですが、爆発的に感染者が増えている地域では無い事と文化活動の一環として継続中。 調律後のウォーミングアップはスケールとコスマン教本6ページ目。 コスマン教本の時ばかりはどうしても左手親指ががっち…

師事回顧(再開後十と五回目)

2020.3.29 コロナウイルスの影響は止まるどころか絶賛拡大中で、いつも使う駐車場は空いている場所が多い。 部屋に入りコロナウイルスの影響を師と(オーケストラや発表会は中止や延期、学校の再開すら目処が立たない。などなどを)話す。 チューニングでそ…

師事回顧(再開後十と四回目)

2020.3.14 小雨と巷のコロナウイルス対策の影響もあり、いつもより駐車場の空きが多い。 傘をさしケースも濡れない様に配慮するものの、下側はしっかりと濡れてしまう。 ロビーでケースを拭き、師の待つ部屋へ。 コロナウイルスを警戒して自粛が広がる各種イ…

構造的な問題

地域内の合唱団が秋に発表する機会を設けているのだけれど、講師陣と団と持ち回りの役員で相当大きな温度差を感じてしまう。 前回より高い難易度に挑みたい講師陣。 出る事が最大の意義となっている合唱団。 去年と同じ負担で行事を完走したい役員。 誰に向…

師事回顧(再開後十と三回目)

2020.2.8 師事の10分前に到着。テールピースのファインチューナーを外した影響でチューニングに15分もの時間を割く。 ウォーミングはC弦からA弦ハイポジションDに至るまでのスケール。重弦と移弦で弓の使い方の確認とスピッカート、そして速弾きへと…

師事回顧(再開後 十と二回目)

2020.1.18 時間に余裕をもって到着。 前回から変わったところの報告。 楽器のメンテナンスに工房へ預けたところ、D弦のFis(Gのハイポジション含む)付近にウルフが育っている、G弦にウルフキラー取り付け。と、C弦のみを中国alice社のA807セットの…

どんな事でも定型(単に型とか様式と呼ばれる)はある。 スポーツにしても、芸術にしても。 一通りの形式を修得した人が守破離により型から離れるのが型破り。 我流であったり未達者が守破離を真似ると、形無しと呼ばれる。 常識と呼ばれる物事は型に収まっ…

師事回顧(再開後十と一回目)

2019.12.28 師事納め 年明け早々にメンテナンスに出す報告と、どんな音質を目指すのか弦の組み合わせについて師と論ずる。 GD弦のヘリコアの甘い音を軸にするならC弦は締まる音、A弦はキラキラ感。又は、バイオリンに良くあるA弦のみ別弦でのこと師のア…

丁寧に。の深意

たったそれだけの一言だけなのに、いざとなればとても難しい。 端的には、どれだけ自分自身の持てる技術と正面から向き合って細部まで集中出来るか。 に集約されるのだけれど、日常から細部にまで気を巡らせる習慣をつけなければスタートラインにすらたどり…

師事回顧(再開十回目)

2019.12.1 前回の師事後の総練習時間は3時間。 仕事の繁忙期が重なり基礎練習が90分と色々不足を自覚し向かう。 連日の寒暖差でA弦、D弦が緩んでおり締めるとパキパキッと心臓に悪い悲鳴を楽器が上げる。 師の入念な剥がれ確認の後にスケールから。 「上…

試験的調整

子どものステンターの1/2バイオリン。 同じく鈴木バイオリンの1/2バイオリン。 小さいと言うのも有るけれど音も子犬の様で、手を加えてみた。 注記)径や長さだけでなく元の状態に戻せる技量や替えが無ければ、興味本位の調整はお勧めしません。最悪、…

師事回顧(再開九回目)

2019.11.17 手作りの鉄製エンドピン ストッパーを持って、師事。 師と検証を行う。 私の鉄系エンドピンで鉄製エンドピンストッパーを使うと残響音(特にC弦G弦)がとても豊かに。 チタン×タングステン×真鍮のエンドピンではあまり音響効果はみられなかった。…

道具への信頼

住む市の文化祭にて。合唱の指揮者が使い慣れていない譜面台を利用し、演奏中に譜面が落ちるハプニングが起こった。 指揮者はこの手の予期不安は多くの場合、演奏の害でしかない。と断言されており忘備録として投稿します。 害の一つ目、集中力が途切れる。 …

師事回顧(再開八回目)

10/27の回顧。 一週前と前日に、滋賀県立琵琶湖ホールにて催された鈴木秀美氏による 『円熟のバッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)』 の感想を師の口頭から伺う。 10月19日は奇数番をバロックチェロで、下からCGDGに調弦。Gが二弦ある為響きが澄んでい…

師事回顧(再開後七回目)

10/2 前回の師事から三週間もチェロと向き合える心の状態にならず、昨日はケースを開けるとチェロも待ちくたびれたのだろうか、Aの弦がほつれ伸びていた(偶々です、きっと)。 ラーセンからヤーガ(クラシック)の違いなのか弦が硬く感じました。音階で…

細やかな違差

感の良い方はコレで判る。 コロンビア、ブラジル、イエメン、エチオピア、タンザニア、ケニア、ハワイ、ベトナム。 多くの人はコレで納得する。 モカ、キリマンジャロ、コナ、ブルーマウンテン、スマトラ、等。 前者は珈琲の産地、後者は珈琲の取引名称。 そ…

師事回顧(再開六回目)

演奏会後の初練習。 変わった事と言えば、D弦が駒に埋もれた状態だった為に調整をした事。 練習総量はスピッカートのみを細切れで2時間くらい。 チューニングをする師から、駒の調整で音質が引き締まって良い感じとの声。 C弦から3オクターブのスケール確…

発表会。そして反省。

先週より昨日より。少しは進歩していたはず。 はず・・・。 細かな欠点を探す事も出来るし、終わったからそこでその曲も終わりとするのは勿体ない。 終わってみると課題が確実に見えてくる。 もし、その演奏が楽しくなかったなら何故楽しくなかったのか追求…

師事回顧(再開後五回目)

発表会を翌日に控えての最終調整となる今日。 いつもより軽い基礎(音階、スピッカート)の後に上演曲を一通り流す。 (約30分) 技術的問題は段階的に進歩すれば良いとの事で、曲が単調にならないような表現を意識しようと指示。 ・落葉松 ここにきて原曲と…