2019-01-01から1年間の記事一覧

師事回顧(再開後十と一回目)

2019.12.28 師事納め 年明け早々にメンテナンスに出す報告と、どんな音質を目指すのか弦の組み合わせについて師と論ずる。 GD弦のヘリコアの甘い音を軸にするならC弦は締まる音、A弦はキラキラ感。又は、バイオリンに良くあるA弦のみ別弦でのこと師のア…

丁寧に。の深意

たったそれだけの一言だけなのに、いざとなればとても難しい。 端的には、どれだけ自分自身の持てる技術と正面から向き合って細部まで集中出来るか。 に集約されるのだけれど、日常から細部にまで気を巡らせる習慣をつけなければスタートラインにすらたどり…

師事回顧(再開十回目)

2019.12.1 前回の師事後の総練習時間は3時間。 仕事の繁忙期が重なり基礎練習が90分と色々不足を自覚し向かう。 連日の寒暖差でA弦、D弦が緩んでおり締めるとパキパキッと心臓に悪い悲鳴を楽器が上げる。 師の入念な剥がれ確認の後にスケールから。 「上…

試験的調整

子どものステンターの1/2バイオリン。 同じく鈴木バイオリンの1/2バイオリン。 小さいと言うのも有るけれど音も子犬の様で、手を加えてみた。 注記)径や長さだけでなく元の状態に戻せる技量や替えが無ければ、興味本位の調整はお勧めしません。最悪、…

師事回顧(再開九回目)

2019.11.17 手作りの鉄製エンドピン ストッパーを持って、師事。 師と検証を行う。 私の鉄系エンドピンで鉄製エンドピンストッパーを使うと残響音(特にC弦G弦)がとても豊かに。 チタン×タングステン×真鍮のエンドピンではあまり音響効果はみられなかった。…

道具への信頼

住む市の文化祭にて。合唱の指揮者が使い慣れていない譜面台を利用し、演奏中に譜面が落ちるハプニングが起こった。 指揮者はこの手の予期不安は多くの場合、演奏の害でしかない。と断言されており忘備録として投稿します。 害の一つ目、集中力が途切れる。 …

師事回顧(再開八回目)

10/27の回顧。 一週前と前日に、滋賀県立琵琶湖ホールにて催された鈴木秀美氏による 『円熟のバッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)』 の感想を師の口頭から伺う。 10月19日は奇数番をバロックチェロで、下からCGDGに調弦。Gが二弦ある為響きが澄んでい…

師事回顧(再開後七回目)

10/2 前回の師事から三週間もチェロと向き合える心の状態にならず、昨日はケースを開けるとチェロも待ちくたびれたのだろうか、Aの弦がほつれ伸びていた(偶々です、きっと)。 ラーセンからヤーガ(クラシック)の違いなのか弦が硬く感じました。音階で…

細やかな違差

感の良い方はコレで判る。 コロンビア、ブラジル、イエメン、エチオピア、タンザニア、ケニア、ハワイ、ベトナム。 多くの人はコレで納得する。 モカ、キリマンジャロ、コナ、ブルーマウンテン、スマトラ、等。 前者は珈琲の産地、後者は珈琲の取引名称。 そ…

師事回顧(再開六回目)

演奏会後の初練習。 変わった事と言えば、D弦が駒に埋もれた状態だった為に調整をした事。 練習総量はスピッカートのみを細切れで2時間くらい。 チューニングをする師から、駒の調整で音質が引き締まって良い感じとの声。 C弦から3オクターブのスケール確…

発表会。そして反省。

先週より昨日より。少しは進歩していたはず。 はず・・・。 細かな欠点を探す事も出来るし、終わったからそこでその曲も終わりとするのは勿体ない。 終わってみると課題が確実に見えてくる。 もし、その演奏が楽しくなかったなら何故楽しくなかったのか追求…

師事回顧(再開後五回目)

発表会を翌日に控えての最終調整となる今日。 いつもより軽い基礎(音階、スピッカート)の後に上演曲を一通り流す。 (約30分) 技術的問題は段階的に進歩すれば良いとの事で、曲が単調にならないような表現を意識しようと指示。 ・落葉松 ここにきて原曲と…

開放弦のエチュード

音遊びと音楽は分けなければならないと思うのだけれど。 チェロを始めたい人や始めたばかりの人と、現在進行形の経験者が音を楽しむための楽譜が欲しいなと思い、開放弦のエチュードを書く。 主パートの使える音は C(ド)-G(ソ)-D(レ)-A(ラ)のみ。 わ…

信頼度0からの合奏

バイオリン、ビオラ、ピアノ、チェロ(師)の指導者の輪の中に入り発表会に出る全員での初合奏。主導は当然の様にバイオリン指導者。 何種類かある伴奏譜を試して「楽しい」を全面に感じた譜が採用され、「楽譜を間違わない」を前提にしない合奏を目指す。そ…

中華人民共和国発、チタン製

今の日本に住んでいると、隣国の発想力の差を考えなければならないと強く感じてしまう。 今までになかったモノが、少しずつ普及する事実。 僕の元にもその恩恵の欠片を取り寄せてみました。 Stradpet社が提供し、Alibabaが仲介するバイオリン類(弦楽器)の…

バイオリンのある風景

ケースの虫干しにて吊るされたバイオリン。 臭い取りだったり、キクイムシの忌虫だったり。 こんな環境で(許可された)チェロを弾く時間が重なれば気持ち良いかもしれないと思う。

道具の値段

音楽の道具にはそれぞれ値段が付いている。 当然の事だけれど、高価だから良い音なのかと言われるとちょっと違うと思うのです。 弦楽器であれば、職人のネームバリューや材料の品質、工程数(コンマ数ミリ圧の調整とか)、販売網など様々な要素が絡む。 工業…

2台目、3台目が到着

我が家には4/4チェロが一台と4/4バイオリンが一台だったのが、何を思ったか「所持したい」欲者と「体験したい」勉者の小学二年生二人が言い出し、適正サイズとなる1/2バイオリンが二台到着。 一つは表面仕上げが非ニス材の低価格帯品。 一つはフルメ…

チェロ交流会

先日、チェロ愛溢れる大人な方々との交流会に参加させて頂きました。 雑談三時間と共奏の九十分がとても心地よい時間で、あっという間に時間が来てしまい名残惜しい思いです。 雑談内容も、チェロとの出会い、普段の練習、習うのは教室?個別指導?、弦の替…

師事回顧(再開四回目)

発表会のプログラムは第1部(ピアノ、バイオリン独奏)を終えて休憩後の第2部(アンサンブルの部)1番手になったよと告知。 なので今日は発表会の曲を中心にハイポジションのおさらいから。 4htポジション EF の後は 1と2をずらし、これ以上高音が無い時に3…

本末転倒っぷり

子どもから「大人は勉強しなくてズルイ」と言われ再開したチェロ。 そして、再び子どもから「音がうるさい。家から離れた場所で練習して」と言われる羽目に。 自覚が無い訳じゃありませんが駒付近で弾くと音量もあがり、密室練習といえどもそれなりに音は漏…

師事回顧(再開三回目)

今回の指導までに練習した時間は僅か4時間。家での練習禁止と仕事の繁忙期突入があった と、言い訳をした上での回顧録。 到着早々に、バイオリンとビオラとピアノの講師によるアンサンブルを手配しておきましたので主旋律を練習しましょう。と。 渡されたア…

選曲のセンス

発表会で演奏出来そうな曲なら何でも良いよ。 この文句は裏返せば、どんな曲を知っていて、自身の技術と課題を理解していて・・・「現状より少し難しい」を望むだったりする。 現時点での技術的な課題は、スピッカート、ハイポジション、スラー。 小林秀雄氏…

師事回顧(再開ニ回目)

いつも使う駐車場が今日はイベントにて封鎖しており、到着が指導開始の三分前というギリギリの事態。 日頃の気温差にてペグもC弦とG弦が緩んでいる。 「気温差がある時は、弾かなくても2〜3日に一度は確認してね。」 とのご指摘。 celloの置く左右位置も指摘…

自分の事は棚に上げて

アンサンブルでは他の音にも注意を払う。 音楽の奏者同士だけでなく、一般的な人間関係においても言えるかもしれない。 僅かな音程の誤差で和音が気持ち悪い事から、意図されていない不協和音どころかカオス(無制限に多重)になる瞬間の指摘。 音の見失いや…

音楽活動の勲章

レパートリーとなった曲を挙げたくなるのだけれど、その曲を演奏(練習)する為に揃えた楽譜の数は、きっと勲章と同じなんだと思う。 音程やリズムの再現に苦しみ人に聞かれる事なく離れた曲も、どんな山を越えてきたかどんな曲が好きか傾向が見える。 冊数…

指導回顧(再開一回目)

八年ぶりの指導。 師と雑談から今後の方針の確認まで。 ・楽器の音質が落ち着いて悪くない ・弓と松脂の組み合わせも大丈夫 ・あまり見ない弦の組み合わせが気になる。 Cスピロコア響くが冷たく華やかさが無い Gヘリコア四弦で一番輝いている DヘリコアGとの…

読譜力

読譜力とは、楽譜から音や音楽を想像する力。 今、音の流れは楽譜の何処にあってどの様に展開されるか。とも解釈できる。 耳に慣れ親しんだ曲の時も、全く知らない曲の時も演奏する時には御守りとして必要となる。 一番早いのは慣れ親しんだ曲。どの様に音の…

音の予測

一小節聞いて、次に来る音は予測出来るのか。と言う話。 主旋律でドレミと聞いて次に来る音は? ♫チューリップ ドレミ ドレミ ソミレド レミレ →ド、レ、ソ ♫こぎつね ドレミファ ソソ ラファドラ ソ →ファ ここからは強引に・・・ ♫LA・LA・LA LOVE SONG(…

弦楽器の弓

理想は「軽くて良くしなって、でも剛性もあり弦をよく振るわせられる弓」 と、なるのだけれど。 予算と技術と身体能力のどれかに合わせて選択する事に収まる。 私見で言えば重い弓も悪くはないと思う。 弓の重さが力を掛けなくても弦を擦る事が最大の理由。…