試験的調整
子どものステンターの1/2バイオリン。
同じく鈴木バイオリンの1/2バイオリン。
小さいと言うのも有るけれど音も子犬の様で、手を加えてみた。
注記)径や長さだけでなく元の状態に戻せる技量や替えが無ければ、興味本位の調整はお勧めしません。最悪、楽器内部を補修したり適切な調整が出来ない楽器ににもなります。
自己責任の重さとそのリスクを充分検討し、調整を行いましょう。
音が変わる定番の魂柱を調べるとステンターには4.5mm径の魂柱が、鈴木バイオリンには4.7mm径。
使用するのは4/4用の6.2mm径の魂柱用スプルース。
当然このままでは収まらないので緩やかな卵型の楕円に調整を行う6.0mm×4.4mm。長さも元の長さより0.2mm程短く。
ステンターは駒もステンター社の1/2用からお古のオーベルト社の4/4を見繕う。
この時点で音質の特性が変化しなくても聞こえる音には変化G弦の残響が長くなり、E弦では伸びやかに。
もう一方の鈴木バイオリンは余り変化した様に聞こえない。元の調整が適切だったという事なのか、弦を交換する時にまた聴き比べようと思う。